「千と千尋の神隠し」に影響を与えた名作、「霧のむこうのふしぎな町」
突然ですが、連絡です
私がこのブログで紹介する「古本」とは
いわゆる絶版本のことではありません
もちろん絶版本も紹介しますが、
書店で入手可能な本でも、初刊発行日が「昭和」なら
当ブログでは「古本」と致します
なので、もし興味を持って頂いた本がありましたら、
ぜひ、本屋へGOして下さい<(_ _)>
決して、絶版かどうか調べるのが面倒なわけではありませんよ?(オイ
という前振りをしつつ、今回紹介する古本は、
「霧のむこうのふしぎな町/柏葉幸子」(講談社文庫・1975年初刊発行)です
実は、この写真は平成刊行の「新装版」なのですが、
一度売って(←えっ?、
再購入した時には、まったく気付きませんでした
昔、旧版を持っていた時には、あまりにマイナーだった為
誰もこの本を知らなくて、すぐに絶版になると思ってました(←ほんとゴメンナサイ
それが平成の時代に「新装版」が出るとは、どういうことかと読み直してみれば、
解説(というか、あとがきですね)の所に、ちゃんと書いてありました
なんとこの本は、あの宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に影響をあたえたとのこと!
ジブリフィーバーの所為かっ!
私だけが知ってるはずだったのに(ボソッ
いや、確かに言われてみれば、結構似てます
・主人公が女の子
・不思議な場所へ行く
・いぢわるばあさん
・働かざる者食うべからず
・主人公の成長
あれ?これ結構パクッてね?(うそです冗談ですゴメンナサイ
まあ、これだけ見れば、メインターゲットは女性なんでしょうけど
「千と千尋」を見てもわかる通り、男性でもぜんぜんオッケーです
実際、私は21歳の時に読みましたが、すごく面白くて
すぐに他の柏葉作品を買いにいった程です
男性の皆様、躊躇せずに読んで下さい<(_ _)>
とわ言え、やっぱりこの作品は女性に読んでほしいですね~
なかなか女の子が主人公の小説って多くないんで
絶対、感情移入しまくると思います
普通にストーリーを楽しみながら本を読むのと、
登場人物(特に主人公)に感情移入して本を読むのでは
読後の感動が段違いですからね~
女性の皆様には、ぜひ主人公のリナと一緒に、
霧のむこうの町を走り回って
いつも一生懸命だった、懐かしいあの頃を思い出してほしいものです
ちなみに、この本には一つだけ注意事項があります
実はこの本を読んでいると、チョコレートやキャンディーなどの
お菓子が無性に食べたくなります
それも「パラソルチョコ」とか「ミルクキャラメル」とかチープ(失礼)なのが・・・
なので、この本を読むときは
山盛りのお菓子を横に置いてから読みましょう
でも虫歯には気を付けてねっ(←ネタばれ